勇気ある一歩:夢への挑戦
ところが、そんな私を見ていた夫がある日「やりたいことがあるのにどうしてやらないの?」と言ったのです。一般的な固定概念に囚われていた私はとても驚きました。さらに時を同じくして、お腹に子どもがいることが分かりました。残念ながら流産してしまいましたが、今思うとそのことも前に進む要因だったかもしれません。そして10余年勤めた会社を辞め、製菓学校に入る決意をしました。
製菓学校を卒業後の就職活動の面接では、「主婦なら自宅でケーキ教室でもやれば?」と言われたりもしましたが、望み通りの本格的なフランス菓子専門店になんとか就職することができました。職人の世界は会社員生活とは違ったつらいことやくじけそうな場面もたくさんありましたが、情熱は消えることはありませんでした。
マコピー先生のパティシエロード2
